指数X1位はマイネイサベル。
能力指数1位、発揮指数18位。右回り[1.2.0.7]に対し左回り[3.1.1.5]の好成績。重賞3勝中2勝が左回りで1600-1800mで[3.3.0.6]。昨年の府中牝馬Sは歴代3位の勝ち時計。2走前の中山牝馬Sは上がり1位で優勝。
驚いたのは発揮指数がまさかの最下位。要因の一部をあげると、まず柴田大知騎手が初騎乗。柴田騎手は過去5年で東京芝コースは勝率2.7%・連対率7.3%。勝率・連対率ともに20回以上騎乗した全競馬場の中で最低数値。芝マイル戦も過去5年で勝率5%以下、連対率で10%を切っており、これも全芝レース条件の中で最低の数値。加えてマイネイサベル自身も過去1枠1番は[0.0.0.2]。しかし基本能力の高さから指数X1位の評価は揺るぎなく、あとは柴田大知騎手の手腕次第。

指数X2位はアロマティコ。
能力指数2位、発揮指数1位。秋華賞3着の実績。2月の関門橋S(1600万下)は牡馬相手に上がり2位で快勝。1400-2000mで勝利実績。前走福島牝馬Sは上がり1位を記録も不利を受けて4着。全12戦中上がり1位が5回、2位2回、3位5回とすべて3位以内の豪脚。東京コースは初めてだが脚質的にむしろ有利。鞍上福永騎手は本年度勝率16%・連対率32.3%の高数値。牝馬GI9勝ほか牝馬重賞の実績多数。

指数X3位はヴィルシーナ。
能力指数3位、発揮指数6位。昨年牝馬GI4戦連続2着の現4歳牝馬No.2の実績。父ディープインパクト産駒は東京芝1600mで勝率13.6%・連対率26.1%[過去2年]の成績。距離・コース実績・GI実績ともに十分。デビューから4戦3勝も、内田騎手に乗り替わって6戦未勝利。内田騎手は本年度勝率13.7%・連対率25.6%で勝利数は関東1位。

指数X4位はサウンドオブハート。
能力指数4位、発揮指数11位。距離経験はデビュー以降1400-1600m戦のみ。左回りはデビュー戦1着以来。前走阪神牝馬Sは条件変更後の過去8年で4番目の勝ち時計。父アグネスタキオン産駒は東京芝1600mで勝率7.8%・連対率14.1%[過去2年]の成績。池添騎手に乗り替わって2戦2勝。池添騎手は今週が4月6日以来の国内騎乗。東京コースの勝率8.7%・連対率17.4%は20%を超える全競馬場で下から2番目(過去5年50回以上騎乗)

指数X5位はハナズゴール。
能力指数5位、発揮指数7位。全13戦中上がり1位が5回、2位3回、3位3回の豪脚。過去4戦は上がり2・1・1・3位。左回りは[2.0.0.3]。距離は1400-1600mで[5.0.0.4]、2000m以上は[0.0.0.3]と距離の壁。スタミナも要求される府中マイルをこなせるか？鞍上浜中騎手は過去5年で東京芝コース勝率5.7%・連対率10.2%。連対率は全競馬場で最低、勝率は下から2番目の相性（騎乗数10回以上）。脚質的に東京替わりはプラスとみられがちだが、鞍上的に東京替わりは大幅マイナス。加藤厩舎は今年まだ2勝、勝率3.2%・連対率7.9%、総合168位。開業後9年間で54勝の成績とGIを狙うには厩舎力はイマイチ。