指数X1位はロゴタイプ
能力指数1位、発揮指数1位。能力指数・発揮指数ともに1位は皐月賞時も同じで、断然の指数X1位評価。朝日杯FS(GI)→スプリングS(GII)→皐月賞(GI)と重賞を3連勝中。朝日杯FSの前に走ったベゴニア賞が1分33秒6のレコード勝ち。皐月賞の1分58秒0もレコード勝ち。これは同日の古馬1000万特別よりも1秒7早い優秀な数字。朝日杯FSの1分33秒4もレコードタイとスピードは一級品。鞍上クリスチャンデムーロは先週東京で2勝。スプリングSで同馬に騎乗して勝利しており、乗り替わりの不安は無し。

指数X2位はキズナ
能力指数2位、発揮指数3位。現在毎日杯(GIII)→京都新聞杯(GII)と重賞2連勝中。デビュー以来6戦して上がり1位が4回、2位が2回の豪脚。4走連続で34秒台の脚を使っており、前走の34秒5は2位よりも0.7秒早い。前走の京都新聞杯は、2200mに距離が変更された2002年以降3番目の勝ち時計。ちなみに1番目は昨年のトーセンホマレボシ(日本ダービー3着)、2番目はハーツクライ(日本ダービー2着)。父ディープインパクトは東京芝2400mで勝率18.9%・連対率24.5%(過去2年)鞍上武豊騎手は日本ダービー通算4勝。

指数X3位はタマモベストプレイ
能力指数4位、発揮指数5位。前走皐月賞の上がり35秒6はコディーノを上回り、エピファネイアと同タイムで全出走馬中4位。兄弟実績から短距離馬のイメージがあるが、牝系を遡るとステイゴールド、父が同じフジキセキのドリームパスポート(ダービー3着)が出てくる。スプリングS(GII)はNHKマイルC(GI)馬マイネルホウオウに先着する2着。3走前にきさらぎ賞(GIII)で重賞初制覇。きさらぎ賞優勝馬は過去にリーチザクラウン(ダービー2着)、アサクサキングス(ダービー2着)、ドリームパスポート(ダービー3着)、ネオユニヴァース(ダービー1着)、スペシャルウィーク(ダービー1着)、ナリタトップロード(ダービー2着)など活躍馬多数。

指数X4位はコディーノ
能力指数3位、発揮指数16位。2歳時[3.1.0.0]、3歳時[0.0.2.0]と今年は未勝利で未連対。2歳時に勝利した東京スポーツ杯2歳S(GIII)は1分46秒0のレコード。一昨年の同レース勝ち馬ディープブリランテは日本ダービー優勝。皐月賞まで全5戦で上がり3位以内だったが、前走皐月賞は全体7位。父キングカメハメハは東京芝2400mで勝率8.6%・連対率11.4%(過去2年)と低調。皐月賞の中山芝2000mは勝率11.1%、連対率23.6%(4/13まで過去2年)なので、皐月賞より条件は悪化。横山騎手勝率13.3%・連対率23.3%からウイリアムズ騎手勝率14.3%・連対率25.7%に乗り替わり。数字上の大きな差はないが、GI舞台での乗り替わり初騎乗はマイナス要素。

指数X5位はエピファネイア
能力指数5位、発揮指数2位。父シンボリクリスエスは東京芝2400mで勝率5.1%、連対率17.9%(過去2年)。2歳時[3.0.0.0]、3歳時[0.1.0.1]と今年は未勝利も前走皐月賞0.1秒差2着。デビュー3戦はすべて上がり1位で1着も、前走の弥生賞は上がり6位、皐月賞は4位。皐月賞時にも解説したように血統指数も含めた総合能力は高い。鞍上福永騎手は本年度勝率15.1%・連対率30.2%だが、皐月賞時は勝率17.8%、連対率35.5%だったので成績は下降気味。東京芝コースは過去5年で勝率11.9%、連対率20.9%で、勝率・連対率は全競馬場で最低の数字(騎乗回数5回未満を除く)。

上位5頭の評価背景の一部は以上の通り。
なお能力指数的見地から、6位ミヤジタイガ、ヒラボクディープ、サムソンズプライド以下も展開次第で上位に食い込む能力を備えている。