指数X1位はマンボネフュー。能力指数1位、発揮指数同数値で1位。GI馬や重賞ウィナーを差し置いて1位の評価は価値が高い。新馬戦を33秒9の脚を使い、直線だけで2馬身千切った剛脚。2戦2勝の中山コース（芝1600m・芝2000mで勝利）。大外16番に入ったが、昨年の優勝馬グランデッツァを含め8枠は過去10年で3勝。様々な項目がプラス要素となり、最終的に指数X1位の評価へ。

指数X2位はザラストロ。能力指数3位、発揮指数は11位。新潟2歳S(GIII)を1分33秒5のレコード勝ち。前週の古馬500万特別と0.5秒差だから価値は高い。前走の共同通信杯は7着ながら上がり34秒3の脚。新潟2歳S(GIII)まで3戦連続ですべて33秒台の脚を使って上がり1位。能力の高さはすでに証明されており、復活が期待される。

指数X3位はマイネルストラーノ。能力指数2位、発揮指数は16位。前走の共同通信杯は先行して3着に好走。中山の芝1800mは未勝利戦で上がり34秒3の剛脚を使い1着。父ディープインパクトは中山芝1800mで[9.8.1.28]で勝率19.6%、連対率37%。内枠に入って先行力が活きる展開になりそう。

指数X4位はロゴタイプ。能力指数4位だが、3位とは28pt差と離された。ただし発揮指数は同数値で1位朝日杯FS(GI)優勝の実績は認めつつも、6戦して4着2回など不安定さも隠せない。内枠に入ったのは好材料だが、父ローエングリン産駒は今年中山で[0.1.0.11]と成績は今ひとつ。田中剛厩舎は今年[1.1.2.39]で勝率2.3%、連対率4.6%という成績。勝率も連対率も昨年の半分程度と不調さが指数にも反映されている。

指数X5位はヘルデンテノール。能力指数5位、発揮指数は14位。サンカルロを兄に持つ良血馬で、父はディープインパクト。父ディープインパクトは中山芝1800mで[9.8.1.28]で勝率19.6%、連対率37%と好相性。3走前のジュニアC(中山1600m)は7着だが、出遅れ・折り合いなどの影響もあった。2走前は上がり33秒1の脚を使い、他のレースもすべて出走馬中上がり3位の脚を使っている。ちなみに2走前は勝ち馬カミノタサハラ(弥生賞勝ち)から0.2秒差の3着だったが、上がりタイムはカミノタサハラと同タイム。距離適性的には1800m以上がベストなので、3走前の敗戦は度外視して構わない。スタートに難があるので数値が不安定だが、能力指数はタマモベストプレイやフェイムゲームなどよりも上なので、先々楽しみな逸材だ。

トライアルらしく混戦模様。指数Xアドバンス的には決してロゴタイプが抜けた存在では無く、各馬にチャンスがありそうな一戦だ。

上位馬のボックスなど手広く買っても配当妙味があり、オッズを見ながら勝負したい。