指数X1位はロゴタイプ。
能力指数1位、発揮指数1位。能力指数・発揮指数ともに1位で断然の指数X1位評価。朝日杯FS(GI)→スプリングS(GII)と重賞を連勝中。出走馬で重賞連勝中なのは同馬のみ。朝日杯FSの前に走ったベゴニア賞が1分33秒6のレコード勝ち。前日の古馬1000万特別が1分33秒1で0.5秒差と優秀な数字。朝日杯FSの1分33秒4もレコードタイとスピードは一級品。さらに前走スプリングSも、中山で行われた条件に絞れば過去10年で2番目の速さ。後のGI馬ネオユニヴァースやアンライバルド、メイショウサムソンよりも速く価値は高い。鞍上ミルコデムーロはネオユニヴァース、ダイワメジャーで皐月賞二勝。中山重賞は有馬記念、朝日杯FS2勝など9勝(全27勝中)。父ローエングリンは晩年は1600～1800m専用の印象が強いが、2～3歳時に芝2000～2200mで3勝。人馬ともに中山コースを得意としており、時計面も優秀。懸念される距離に不安はなく、またダービーよりも皐月賞向き。

指数X2位はコディーノ。
能力指数2位、発揮指数3位。朝日杯FS2着、弥生賞3着も両レースともにタイム差無しで評価は高い。全戦で上がり1～3位を記録する豪脚の持ち主。デビュー以来馬体重が増え続けており、成長指数もプラス。キングカメハメハ産駒は今回の皐月賞に4頭出走。中山芝2000mは勝率11.1%、連対率23.6%(2011年4月以降)。今年は高松宮記念をロードカナロアが制している。横山騎手は今年勝率13.9%、連対率24.9%、複勝率31.3%。2012年が勝率17.9%、連対率31.1%、複勝率41%なので大幅減。ここ2走人気を裏切っているが着差的にもマイナス評価にはならない。

指数X3位はレッドルーラー。
能力指数3位、発揮指数10位。能力指数は2位コディーノと11pt差。重馬場の芝1800mデビュー戦は0.1秒差4着。その後芝2000～2400mを4戦して3勝し、そのすべてで上がり1位を記録。前走若葉Sは過去10年で5位だが、翌日の古馬準オープンと0.5秒差の時計で高評価。なお上がり35秒0は古馬準オープン戦の最速35秒5より速い。キングカメハメハ産駒は皐月賞に4頭出走。中山芝2000mは勝率11.1%、連対率23.6%(2011年4月以降)川田騎手は本年度勝率16.1%、連対率29.4%、複勝率40.8%。昨年度勝率12.4%、連対率23%、複勝率32.6%より大幅アップ。中山芝コースは過去5年で勝率5.6%、連対率11.1%、複勝率30.6%と苦戦。ただし2008年はキャプテントゥーレで皐月賞優勝。

指数X4位はエピファネイア。
能力指数4位、発揮指数2位。能力指数745ptは1位ロゴタイプと27pt差。父シンボリクリスエスは中山芝2000mで勝率9.8%、連対率18%(2011年4月以降)。デビューから4戦してすべて1番人気。デビュー3戦はすべて上がり1位で1着も、前走の弥生賞は上がり6位。大外枠・乗り替わり・体重増などのマイナス条件はあったものの、物足りないのは確か。条件が整った今回がまさに試金石。前走ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)は翌日の古馬準オープン戦と2秒6差の時計。前半66秒のスローペースだったとはいえ評価はイマイチ。負かした馬でその後勝利したのはキズナ一頭のみとレベルも？ただし血統指数も含めた総合能力は高く、完成の域に入ればかなりの活躍が見込めそう。鞍上福永騎手は本年度勝率17.8%、連対率35.5%、複勝率46.7%で全騎手で最高の成績。ただし中山芝コースは過去5年で勝率15.7%、連対率20.9%、複勝率35.7%で、連対率は全競馬場で最低の数字。

指数X5位はカミノタサハラ。
能力指数5位、発揮指数6位。4戦3勝3着1回の安定した成績で、前走の弥生賞(GII)が初重賞制覇。東京コースは2戦2勝でともに上がり33秒台で1位。中山コースは2戦してともに上がり35秒台。前走の弥生賞は過去10年で3位の時計。ただし上がり35秒0は勝ち馬としては過去10年の良馬場条件では2番目に遅い。父ディープインパクトは中山芝2000mで勝率13.2%、連対率25%(2011年4月以降)。ただし中山コースでのGI勝利はない。蛯名騎手は本年度勝率12.6%、連対率25.5%、複勝率38.1%。2012年度は本年度勝率14.8%、連対率27.6%、複勝率38.5%なので、勝率と連対率が微減。


指数X上位5頭の評価は上記の通り。

総合力でロゴタイプが1位となったが、展開指数等のシミュレーションでも同馬有利の傾向。コディーノ、エピファネイア等は展開・折り合いなどの注文が付き、さらに馬場補正的にもプラスはわずか。6位以下のメイケイペガスター、ミヤジタイガ、タマモベストプレイ、コパノリチャードなども展開一つで2～3着に食い込むレベルにあるが、勝ち負けのレベルには遠い。上位争いは指数X1～5頭に絞られ、中心はロゴタイプという結論だ。

同馬を中心とした流し・フォーメーションが中心で、上位馬も加えたボックスなども面白い。

※なお良馬場予報が指数のベースとなっているが、仮に悪天候で馬場補正が必要な状況になった場合は、このスペースにて最新の見解を更新するので覚えておいて欲しい。