■解析チームのレース解説

まず指数上位8頭は以下の通り。

1位 ジャスタウェイ
2位 クラレント
3位 ダノンシャーク
4位 ワールドエース
5位 ミッキーアイル
6位 トーセンラー
7位 グランデッツァ
8位 ホエールキャプチャ


能力指数の基準値超えは7位グランデッツァまでだが、6位トーセンラーまでが800pt超の高数値を記録しており、評判通りのハイレベルなメンバーが揃った。

1位ジャスタウェイは世界ランキング1位という評価。

その評価基準は指数Xアドバンスとは違うだろうが、強い馬は強いということ。

とはいえ昨年秋の天皇賞(秋)が1分57秒5の好時計で842ptを記録。

現在国内5戦連続上がり1位で、おそらくドバイも上がり1位だろうから6戦連続上がり1位を記録。

その中に32秒台が2度含まれているから恐ろしい。

天皇賞(秋)で2着ジェンティルドンナに付けた着差0.7秒は、1991年のメジロマックイーン（2着プレクラスニーに1秒差→進路妨害で18着降着）に次ぐもので、その天皇賞(秋)で上がり34秒台の脚を使ったのは18頭中ジャスタウェイのみという記録。

能力の高さはもはや疑いようもなく、今の完成度なら海外遠征帰り、久々のマイル戦でも1位の評価も当然だ。

今回主戦の福永騎手は騎乗停止となり、柴田善臣騎手に乗り替わり。

同騎手は過去にジャスタウェイに2度騎乗してともに2着（2012・2013毎日王冠）の成績。

柴田騎手と福永騎手を比較すると…


■本年度勝率・連対率

柴田騎手＝勝率7.5%・連対率17.6%

福永騎手＝勝率14%・連対率27%


■1番人気成績（過去5年）

柴田騎手＝勝率33%・連対率56.3%

福永騎手＝勝率36.3%・連対率57.5%


■東京芝コース成績（過去5年）

柴田騎手＝勝率5.3%・連対率13.1%

福永騎手＝勝率12.9%・連対率23.4%。


というような違いがあるが、1番人気馬の成績はあまり差がなく、これはもともとの騎乗馬の質が違うことが全体の成績に影響しているようだ。

柴田騎手は安田記念1勝、NHKマイルC1勝、天皇賞(秋)2勝と東京のGI実績も豊富。

数々の大舞台を経験したベテランだけに、この乗り替わりは大きなマイナスにはならないだろう。


2位クラレントは東京コースでの実績が高い。

重賞は富士S・エプソムC・東京新聞杯の3勝、さらにNHKマイルC、毎日王冠で3着、京王杯スプリングCで2着に好走。

加えて昨年のエプソムCではジャスタウェイに先着している実績もある。

東京マイルの持ち時計1分32秒3は、安田記念がここ2で年1分31秒台の勝ち時計が出ていることを考えると見劣りするが、中間の降雨の影響でパンパンの良馬馬が見込めないことを考えると、稍重・重馬場での好走実績が活きてきそう。


3位ダノンシャークは昨年の3着馬でマイルCSでも3着の実績。

昨年の安田記念上位8頭で今年出走しているのはダノンシャークとショウナンマイティのみ。

ショウナンマイティはその後の内容（6→10→5着）で数値を落としてしまったが、ダノンシャークは京成杯AH(GIII)2着→富士S(GIII)1着→マイルCS(GI)3着に好走。

前走の9着は4ヶ月ぶりの影響もあっただろうから、今回は注意が必要である。


前記したとおり高数値馬が揃ってハイレベルな一戦。

天候や馬場の状況も不透明な部分があり、実績十分のジャスタウェイで頭は揺るぎない、と言える状況でもない。

馬券は上位2頭を中心とした三連単フォーメーションとし、2着と3着もを手広くおさえておきたい。



【推奨馬券】

◎三連単フォーメーション

1着 10 , 14
2着 8 , 9 , 10 , 14 , 17
3着 1 , 8 , 9 , 10 , 14 , 16 , 17

（40点）


◎三連複流し

10 - 1 , 8 , 9 , 14 , 16 , 17

（15点）


◎馬連流し

10 - 8 , 9 , 14 , 17
14 - 8 , 9 , 17

（7点）